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祖師ヶ谷大蔵駅前にある創業79年の洋菓子店『コンディトライ ニシキヤ』。常に30種以上のケーキを創作するほか、講演やTV出演など、多忙な日々を過ごすパティシエ西田喜孝さん。祖師谷をこよなく愛す“地元っ子”に束の間のオフスタイルをうかがった。

「春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は霜柱。四季を感じられる仙川散策は、僕の朝の日課です」―西田喜孝『コンディトライ ニシキヤ』パティシエ「僕は、生まれも育ちも祖師ヶ谷大蔵。子供の頃からこの辺でよく遊んでいました。昔は空き地も多かったんですよ」

優しい笑顔を浮かべながら、柔らかな口調で話すのは、祖師ヶ谷大蔵に店を構えて79年の洋菓子店『コンディトライ ニシキヤ』のオーナーシェフ西田喜孝さん。祖師ヶ谷大蔵で育ち、祖父の代に創業した老舗で腕を振るう。
「祖師谷は昔ながらの人情が残っているんです。お客さんの中には、僕や妻、おふくろの知り合いなど、この店で“働いている人”に会いに来てくれる方がいる。お客さんの名前がわかる商売って、コンビニにはないですよね」
そんな地元を愛する西田さんの毎日は、洋菓子作りはもちろん、製菓講師まで多忙を極める。月1回の定休日は、お菓子教室を開催することが多いとか。
「休みという休みがあまりないんです。だから、僕は出勤前の30分間、仙川をウォーキングしてリラックスする時間を作っています。祖師谷公園の仙川沿いを歩いて、せいれい橋でUターンするのが日課。歩くことは健康にもいいですしね。たまに、公園で妻とキャッチボールやバドミントンをすることもあるんですよ(笑)」
自然を楽しみながらのウォーキングは、西田さんの心身を支えている。
「四季の移ろいを感じながら歩くのは、楽しいですね。夏は新緑を、秋はとんぼや紅葉を眺める。冬には霜柱ができるし、春は桜が美しい。仙川では、鴨や鯉を見ることもできるんです。ウォーキング中に、知らない人が“おはようございます”って挨拶をしてくれることもあります。便利な都心にいながら、自然や人と触れ合えるのっていいですよね。それがこの街の魅力なんだと思います」


「こんなのどかな風景、都会と思えないでしょ」と語る西田さん。朝6時頃に仙川沿いを歩くと、学生から老夫婦までが思い思いに散策しているという。

季節によっては鴨や川で泳ぐ鯉を観察するのも楽しい。都心にいながらにして、動物や自然と触れ合う貴重な時間を過ごすことができる。


仙川は、小金井市を上流端とし、世田谷区で多摩川に合流する野川の支川。四季折々の自然が楽しめる祖師谷公園付近には、散歩を楽しむ人も多く訪れる。

西田 喜孝(にしだ よしたか)
1961年2月6日、東京都世田谷区生まれ。神戸の有名洋菓子店で3年間修行を積み、ヨーロッパ研修へ。
現在、祖父が創業した洋菓子店『コンディトライ ニシキヤ』のオーナーシェフを務める。

コンディトライ ニシキヤ

  • 03-3482-0482
  • 世田谷区祖師谷3-32-3
  • 営業時間/8:30〜20:30
  • 定休日/第3木曜(ただし5週の場合は第4木曜休)
  • 予算/ケーキ210円〜、焼き菓子60円〜
  • アクセス/祖師ヶ谷大蔵駅北口より徒歩1分

地元の人々が足しげく通う、昭和3年創業の洋菓子店。日本各地から取り寄せる季節の素材を使ったシェフこだわりの生菓子は、ショートケーキなど常時約32種類。シェフオリジナルのバースデイケーキも人気。

 

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